漢字、じっくり取り組むと「奥が深い・美しい・面白い」!
私が漢字の魅力に気付いたきっかけは2つありました。
1つめが「順番漢字パズル参」というアンドロイドのゲームアプリ。(攻略情報はこちら)
2つめが厚切りジェイソンさんの漢字ネタ芸です。
順番漢字パズル参 ゲーム紹介
十級から一級まであります。
一画ずつバラバラにされた漢字のパーツを「書き順通り」に選択していき一文字の漢字を作るゲーム。
書き順をミスするとやり直し!
書き順をよく覚えている字でも、ゲーム画面をよーーーーく見てから選択しないと、ミスします。
とめ・はらい・はね・点の位置・線の長短・そのパーツのあるべき位置(高さ・左右のどの軸か)、
ふだんよく使う漢字でも漠然としか見ていないので、簡単な漢字でもかなり!迷う場合があります。
わかっているのにミスをすると、「キーッ!」となりますが、
日本人として当たり前のように使っている漢字を見直し、正しい漢字を覚えなおすために、
なかなかスグレモノのアプリだと思います。
順番漢字パズル【攻略記事インデックス】いちばん使える攻略情報!
日本の漢字は外国人に大人気!
Japanese Calligraphy Exhibition, Tokyo by John Gillespie
2つめのきっかけが、漢字芸人・厚切りジェイソンさんのネタを観たことです。
日本の文字、特に漢字は海外でも「美しい」「かっこいい」と、大人気!
漢字が持つ見た目の美しさや複雑さ、意味など、アートとして、文化として、
いまや外国人のほうが漢字の魅力を感じているのかもしれません。
漢字芸人・厚切りジェイソンさんが凄い!
話題のアメリカ人芸人「厚切りジェイソン」さんも、漢字に惹かれた外国人の一人。
テレビ番組で早稲田大学卒のアナウンサーと漢字書き取り競争をしたのを観ましたが、
「日本人が書けない難しい漢字」を全問クリアしていました。
スゴイデスネ…!
民族文化の本質は国民&外国人が一緒に見つけるもの
日本人の自分が知らない・できない日本文化を外国人の方が披露していると、
「くやしい」「馬鹿にされている?」などと、反発や劣等感をおぼえることもありますよね。
でも、民族文化の研究というものは、
その文化の民族の研究者と外国人研究者、
双方によって深くも広くもなっていくものではないでしょうか。
日本文学の有名な研究者にはドナルド・キーンやラフカディオ・ハーンがいますし、
英米文学の有名な研究者に文豪・夏目漱石も名を連ねています。
「外国人ならではの視点」は、日本人には身近すぎて気づかないことを見つけてくれます。
情熱は「異なる存在」にこそ掻き立てられるものです。
漢字の魅力を再発見しよう!
「順番漢字パズル参」をプレイし始めたきっかけは、ポイントを貯めたかったからです。
しかし、いまや一番のマイブーム。
現在六級で、四級までクリアすればポイント獲得条件クリアですが、
きっと一級までやるはずです。
私は特に漢字マニアではありませんが、
平均的日本人よりは漢字に親しみがあるほうだと思います。
それでも、このパズルは手ごわいです。
その分、面白いです。
自分の盲点に気付かされることが脳に快い刺激を与えてくれるから。
?よく知っているはずの漢字が正しく書けないのは何故か。
私は字が汚いんです。
文章を書くことは子供の頃から大好きで、
携帯メール・ワープロ・PCを使い始める前(20代後半)まで、文章はすべて手書き。
書きなれてはいても、綺麗に・細部まで正確に書こうと思ったことはなく、
漢字の一画一画の正しい書き方や位置(一文字の中の配置・バランス)には無頓着でした。
中学校までは書道の時間もありましたが、大嫌いでしたし。
外国人が発掘してくれた漢字文化を大切にしよう!
Gambatte oneesama! by Eco Dalla Luna
「美しく正しい文字を書けることは日本人として大切な教養文化」
という教育、昭和半ばまでは各家庭にあったものかもしれません。
私は受験戦争が社会問題化され始めた金八先生世代(昭和40年代生まれ)です。
「美しく・正しい」漢字を覚えるよりも、
漢字テストで不正解にならない程度の記憶で、より多くの数の漢字を覚えることに熱心でした。
漢字を通して深めることができたはずの日本人の精神を少し後回しにして生きてきちゃったかな、と、「順番漢字パズル3」そして「厚切りジェイソン」さんによって、思うようになりました。
漢字は外国人へのプレゼントにも喜ばれます
Japan Calligraphy by mira amira
2020年の東京オリンピックを前に、日本人の多くが
「日本人として外国人をどうお迎えするべきか」、そして
「日本人とはなにか、日本が世界に誇れる文化はなにか」を考えるようになってきたと思います。
「おもてなし」「災害時でも順番を守る協調性」
「ゲームやアニメ」「カワイイ文化」
「歌舞伎や能、茶道や華道、相撲、和服や和食」などの伝統文化
それらももちろんですが
今から、誰でもすぐに始められる「日本文化再発見」のひとつとして、
漢字のおさらいはオススメです。
漢字を、たくさん覚えたら、これから出会う外国人のお名前やメッセージを、
見た目にも美しく面白く、色々な意味や由来をもつ漢字で書いて
記念にプレゼントしてあげてください。(例:Mary→真理衣など)
とても喜ばれます。
私もツアコン時代、添乗先で出会った外国人によく頼まれました。
綺麗に書いてあげられなくて悪かったなあ…