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デンマークのゴミから日本の問題について考えてみた【2】

      2016/04/20

 

「デンマークのゴミから日本の問題について考えてみた【1】」の続きです。

 

【日本のMOTTAINAI精神はどこへ?】

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Buzzword Bingo: Mottainai (もったいない) is a Japanese term conveying a sense of regret concerning waste. by Ron Mader

ケニア発の省資源運動のキャッチフレーズに、日本語の「もったいない」が使われています*。伝統的に、日本人はものを、なかでも食べ物をとても大切にする文化を持っていました。農産物、特にお米。「米粒ひとつに神様が宿っていると思え」みたいな言葉があったはずです。

スーパーやコンビニでは、賞味期限が切れる数時間前に食品は売り場から撤去され、廃棄されます。従業員が持ち帰ることを厳禁としている企業もあります。食品を廃棄するゴミ箱は、人も動物も漁ったりできないように管理されています。衛生・周囲の美観・管理責任などが理由です。

現在でも、個人商店ならオーナーの方針次第では廃棄を減らすサービスと工夫努力が可能ですが、個人商店が大手企業の店に淘汰されることも多いです。

食品の安全性に関する意識が高まるのと同時に、「まだ食べられるものまで捨ててしまう」ことへの罪悪感も、いつのまにか失っていないでしょうか。

 

【意識の変化があれば日本でも可能?】

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Save by Images Money 

食べ物には「イメージ」「雰囲気」も大事な要素となります。「ゴミ箱から拾ってきた食べ物」と思うだけで食べたくない、という感情はどこの国の人でも多少なりともあると思いますが、現代の日本人は特に拒絶反応が強いのではないでしょうか。

命・食品への感謝」の意識を強く持てば、抵抗感を上回ることが可能ではないかと思います。また、食品の鮮度を正しく判別する知識・感覚を養うことも大事。製品に表示された「賞味期限・消費期限」だけを鵜呑みにするのではなく、「この食べ物はまだ生きてるか(食べられるか)」を優先して考えるべきでしょう。

もうひとつ、日本人にありがちな「見栄」も問題です。周りの目を意識しすぎるのは日本人の特徴。「ゴミ箱を漁るなんて、誰かに見られたら恥ずかしい」という意識は、ものすごく強いでしょう。ひとりで居る時にさえ「人からどう思われるかを気にしすぎて自分の気持ちや行動を制限してしまう」のは、合理的ではないと思います。

逆に言えば、社会の中に「ゴミ箱を漁る人を軽蔑する」という差別・偏見が潜んでいるということでしょう。「見下せる存在を探していじめる」傾向も、日本だけとはいいませんが、少なくとも日本の社会にはあると思います。

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