「北朝鮮に観光ツアーで行ける【1】」「北朝鮮に観光ツアーで行ける【2】」の続きです。
【日本語ガイドつきバスツアー】
On the bus with Ms Pak by Clay Gilliland
私が行った時は30才前後の男性のガイドさんで、服装はスーツかワイシャツだったと思います。日本語はとても上手でした。親切で感じが良く、真面目な人柄でした。
バスの中でお客さんから「食料不足って本当?餓死者が出ているって本当?」という質問も出ましたが、「そんなことはありません、残念ながら日本のマスコミは偏った報道をしています」と、一生懸命答えていました。
他の国の場合、バスの中で日本語でなら「ここだけの話…」と裏事情を教えてくれるガイドさんもいるのですが、北朝鮮の場合はさすがにそれはないんだな…と思いました。人によるかもしれませんし、現在もそうなのかどうかは不明です(私が行ったのは20年くらい前、1996年前後だったので)
ピョンヤンに住んでいる人自体が選ばれたエリートで、庶民とは生活レベルも意識も違う、という説も、日本ではよく言われています。
【観光ツアーで行く場所】
■主体(チェチュ)思想塔
Tower of the Juche Idea by John Pavelka
夜は美しくライトアップされます。塔は展望台になっており、昼間に上からピョンヤンを一望しつつ、専門ガイドさんの説明を聞きました。
Pyongyang from the Juche Tower by Clay Gilliland
■万寿台大記念碑
Mansudae Grand Monument by Clay Gilliland
金日成主席と金正日総書記の像が建つ記念碑で、すべてのツアーはここの訪問・献花が義務づけられています。
この画像は2014年にアップされた欧米人の団体。直立してはいるものの記念撮影をしています。私が行った時には最敬礼もするようにガイドさんから言われましたし、記念撮影できるようなカジュアルな雰囲気ではありませんでした。
North Korea — Pyongyang by (stephan)
銅像の両脇にあるレリーフのうちの1つ。朝鮮戦争と抗日戦争を表現しているものだそうです。
■地下鉄の駅
2005-10 DPRK 217 Pyongyang metro station by Peter Enyeart
地下鉄駅もツアーに含まれていました。
■万景台(マンギョンデ 金日成主席の生家)
Mangyondae Revolutionary Site by David Stanley
■お寺
Pohyon Temple, Mount Myohyang by David Stanley
平壌から郊外に行く道中、お寺にも立ち寄ると思います。
【北朝鮮ツアーの代理店】
朝鮮旅行の日本総代理店として中外旅行社があります。トラベルコちゃんでは格安ツアーとしてハッピーワールドを挙げています。
以上、3回にわたって北朝鮮の観光旅行情報をお伝えしました。「ユニークな旅先を選びたい」「近距離の外国は行きつくしてしまった…」という方は検討してみてもいいかもしれません。日本と国交を結んでいないので、外務省は「レベル2:不要不急の渡航はやめてください」としていますが…安心して訪問できるようになるといいですね。