元・海外旅行ツアコンの「添乗員ノート」

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オオヤマザクラ、そのプリミティブな魅力(画像3枚)

      2016/05/05

 

オオヤマザクラは別名エゾヤマザクラとも呼ばれ、北海道に多い種類の桜です。ピンク色の花にはソメイヨシノとはまた違った魅力があります。

 

【万葉集の桜、ヤマザクラに近いオオヤマザクラ】

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Kuril Sakura by Raita Futo

ソメイヨシノのように人の手で交配して作られた園芸種ではなく、自然のままの桜です。
ヤマザクラより花や葉が大きめではあるのですが、
ソメイヨシノよりは万葉集に歌われた桜の姿に近いのではないでしょうか。
一首、ご紹介いたします。
春雨はいたくな降りそ桜花いまだ見なくに散らまく惜しも
(春の雨よ、ひどく降らないで…桜の花をまだ見ていないのに散ってしまったら惜しいから)

ちなみにソメイヨシノは主に明治時代以降、人の手で日本各地に植えられるようになりました。
日本との友好記念として海外の都市にもたくさん植樹されています。
それについては別のサイトに寄稿した記事をご覧ください。
【海外旅行で花見はいかが?】海外の桜の名所8選!

 

 

【オオヤマザクラは主に北国に自生】

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オオヤマザクラ(大山桜)by scientre

オオヤマザクラ(大山桜 学名: Cerasus sargentii (Rehder) H.Ohba, 1992)(Synonym : Prunus sargentii Rehder, 1908)はバラ科サクラ属の植物。北海道、北陸、中部地方以北、山陰、四国(剣山・石鎚山脈)、などに自生している野生種の桜である[1]。
ヤマザクラ(山桜)に比べ花や葉が大きいことからこの名がつけられた[1]。別名では、花色が淡紅色であることからベニヤマザクラ(紅山桜)、北海道に多く生育していることからエゾヤマザクラ(蝦夷山桜)ともいう[2]。
英語圏ではSargent’s cherryとして一般に知られている。アイヌ語ではカリンパニという。学名の由来はアメリカの植物学者Charles Sprague Sargentに因む
オオヤマザクラ – Wikipedia

上記に引用したウィキペディアによるとオオヤマザクラは山陰や四国にも自生するとありますが、日本北部、特に北海道に多いもののようです。
また、サハリンの桜もオオヤマザクラに似ている、という記述も見かけました。
前の記事でご紹介した中綱湖は自生するオオヤマザクラの南限とも言われています。
それを本州のほぼ中央に位置する長野県で見ることができ、交通アクセスも便利ということで、
人気スポットとなったと考えられます。

 

 

【オオヤマザクラの葉桜も見ごたえあり】

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オオヤマザクラ (Cerasus sargentii) by harum.koh

葉桜の様子。葉が大きめなせいか、力強い感じがします。
オオヤマザクラは花と同時に葉が出てくるため、花を撮影するのであれば満開時がベストと言われているようです。花が咲きかけ、散りかけの状態だと、葉が目立ってしまうからだとか。
しかし、葉桜になった姿もまた魅力的。

 

 

【カメラマン・旅行者のマナーについて考える】

「幻想的な信濃の桜風景・オオヤマザクラの水鏡~中綱湖(長野県大町市)を閲覧してくださった画像ご提供者様より、ご感想のメールを頂戴しました。

「写真に人の姿が入らないのはカメラマンのマナーが良いからでは」と、今後の意識向上の一端にでもなればと期待して書きましたが、現状は、かなり良くないことになっているようです…
このままでは、せっかくの美しい場所の価値が損なわれるおそれがあります。

中綱湖に限った話ではありませんが、撮影される方を含め、観光で訪れる皆さんは、
「自然を痛めないこと」
「地元の方の生活の迷惑にならないように十分気をつけること」
「訪問地に利益をもたらすこと」
を、決して忘れないでいただきたいと思います。
それが、素晴らしい場所をいつまでも価値あるものに守ることであり、
旅先で得られたご体験の価値を高めることにもなるからです。

旅行者のマナーについては長くなりますので、
また別の記事:ノーモア「旅の恥はかき捨て&観光資源の安売り」にて書かせていただきました。

 

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