前の記事「北朝鮮に観光ツアーで行ける【1】」の続きです。
【巨大な高層ホテルに宿泊】
私は1枚も写真を撮影しておらず、泊まったホテルの名前も覚えていないのですが、「とにかく大きい、高層、広い」という印象でした。以下は検索して見つけた画像です。
Skyline from the Monument to Victorious Fatherland Liberation War by John Pavelka
左端のピラミッド型のビルは1987年から建設が始まった柳京ホテル(未完?)。1988のソウルオリンピックに対抗して計画された大型宿泊商業施設でした。計画は何度も中断され、外資の誘致も行いましたが、結局は開業には至らなかったようで、一時は「世界最大の廃墟」と呼ばれていました。2008年以降に外観だけは綺麗にしたようです。
Koryo Hotel, Pyongyang by David Stanley
1985年に建設された平壌高麗(ピョンヤンコリョ)ホテルのロビー。特級クラスで外国人の人気ナンバーワン。45階建、高さ143m(ツインタワー)、回転式展望レストランあり。
Koryo Hotel. Pyongyang, North Korea by (stephan)
高麗ホテル客室(26階・2008年)
【パスポートとビザは初日にまとめてホテルに預ける】
そういうシステムの国は他にもありますが、普通はコピーを取った後いつでも返却してくれます。しかし北朝鮮では、初日から帰国日まで返してもらえません。
食事はゴージャス
Pansanggi Dishes Uncapped by John Pavelka
自由な行動はできないので、ツアーは全食付きです。ホテルの朝食については印象に残っていないので普通だったと思います。昼食・夕食は綺麗なレストランで焼肉や冷麺、サムゲタンなど豪華メニュー、品数も量もたっぷりで味も良かったです。「餓死者が出ている」という印象を覆すべく…という感じでした。
●名物:ハマグリのガソリン焼き
Stone clam bake Nampho North Korea by Uri Tours
郊外観光の際に「名物:ハマグリのガソリン焼き」も食べられる予定でしたが、ハマグリが用意できなかったとかでチヂミに変更になりました。石の上にハマグリをぎっしり並べてガソリンをかけて焼く料理ですが、外国人向けのアップグレードバージョンではアルコールを使うそうです。
動画の説明文によると、調理中に貝は開かないのでガソリンを使う場合でも中に入ったりせず、焼き上がりにはまったくガソリン臭がなくて美味しいそうです。
Majon Beach Guest House, DPRK by Clay Gilliland
ハマグリの産地ではビーチでのハマグリバーベキューを楽しめるツアーもあるようです。
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